自然と生活の環境を重視した、先進的な介護施設運営のパイオニア「特別養護老人ホームあかつき」施設長林氏と、オートフローECOシステムを通して、企業の経営及び社会環境対応をサポートする節水のスペシャリスト「株式会社フロンティ」代表取締役服部氏の特別対談が実現しました。
林俊明 特別養護老人ホーム あかつき施設長
1960 年愛知県春日井市生まれ
名古屋の大手デパートの外商勤務等を経て、1997 年より現職に。
社会福祉法人祥雲会において、ケアハウス、デイサービスなど、積極的で堅実な事業展開により、現在10 以上の事業を運営・統括される。海外の施設への視察も積極的に行なっており、情報収集や研究に余念がなく、超多忙で充実の日々を送られる。
服部紀夫 株式会社フロンティ 代表取締役
1947 年愛知県名古屋市生まれ
15 年に渡り、輸出・輸入それぞれの貿易商社勤務を経て、1984 年に独立。
独立して間もなく、米国イートン社との画期的な出会いがあり、未来の自然、社会、生活の著しい環境変化への対応を意識し、節水のコンサルティングから施工、最終検証までを一手に手掛けるサービス「オートフローECOシステム」の事業を展開、約30 年この道一筋に。
全国への導入実績はすでに3,500 件を超えており、現在も水を業務用に大量に使う、あらゆる業種、大小様々な企業からの引き合いが後を絶ちません。
本日はオートフローECOシステムの導入をきっかけに実現した、「環境」をテーマにした特別対談という形を取らせて頂きます。特別養護老人ホーム「あかつき」施設長の林様、株式会社フロンティ代表取締役の服部様、宜しくお願い致します。
林施設長 、 服部社長宜しくお願い致します。
司会それではまず初めに、お二人がお知り合いになったきっかけを教えて下さい。
林施設長なんだかこういった形だと緊張しますね(笑)。実は、服部社長とは、前職時代の共通の友人からご紹介を頂きました。ご本人にお会いして、仕事の話をしていく内に、強い信頼を感じて、不思議なんですがあっという間に意気投合しましたね。
服部社長本当にあっという間でしたね(笑)。
司会お二人の最初の印象はいかがでしたか?
服部社長施設長の判断力、決断力は本当にすごいと思いましたね。とにかく早い!これまで、適確で、正確で早い判断を繰り返すご経験を相当されてきたので、立体的に考えて、素早く結論を導き出す能力が備われているんだと思います。かなりの失敗も経験なされた事と思いますが、そこから本当に、実に多くの事を学ばれていますよね。
それでいて、施設長の人柄の魅力というか、深さ、幅でしょうか、堅い話だけでなく、砕けた話もできるんです。一緒にカラオケに行って楽しんだりもしましたね(笑)。とにかく惹かれ合うものが多くあって、共鳴したという感覚です。
林施設長
ありがとうございます(笑)。私は初めてお会いした時、いやこれお世辞ではなく、本当に信頼できる人物だと思いましたね。正直、こういう時代ですので、以前から、様々な環境に対する商品やサービスの情報があったんです。しかし服部社長の水に対する熱い思いや、これでもかという深く、又、実に理にかなった提案には本当に感銘しましたので、話し合いが終わった時点で、オートフローECOシステムの導入は、ほぼ即決で決定しました。
又、共通の友人からの紹介という事もあり、素晴らしい方同士が一緒に出会い、ご縁を頂けたので、話は非常にスムーズでしたね。
それでは、次に「水」という資源に関しては、お二人はどのようにお考えですか?
林施設長服部社長もおっしゃっていますが、水は、「命の源」、「健康の源」と言えると思います。魚も植物も動物もみんな水が必要ですよね。
普段の生活で何気なく水を使い、水道の栓をひねるだけで簡単に使用できる為、「水」 の大切さ、ありがたさをどうしても忘れてしまいがちです。しかし、実際には雨・山・ ダムから始まって、たくさんの人々の努力の結果、蛇口のところまで水が届けられて、 安心して水が使えているんです。
施設利用者の健康という観点からしても、朝目覚めた時、運動や移動する時、入浴前 後、就寝前等に、水分やミネラル・ナトリウム・糖分を十分にとり、健康維持に活用し ています。
水を大切に利用しようとする気持ちが、思いやりのある、住みよい社会づくりに貢献 し、それこそが生命と地球環境を大切に守ることに繋がると思います。つくづく、水 は本当に奥深いなぁと思いますね。
「あかつき」様は、これまでがんばって生きてこられた方々が、残りの人生を少しで も健やかにお過ごし頂く為の施設。非常に多くの大切な命を預かっておられるので、 それだけ大量の水が必要となります。しかし、施設長自らが、蛇口一つ一つを管理されることは、物理的に不可能。それを私達がしっかりと管理させてもらうのです。
「あかつき」様の場合は、決断が早く、導入が迅速なので、当然早い段階から水を節約することができています。結果として一切の無駄を出す事なく、水一滴一滴を大切 にしていることに繋がっています。そのことが大きな利益にもつながり、安定した経 営へと導いていく大きな要因のひとつでもあると思います。一滴を大切にするお心は、 後から必ず大幅な経費削減として、結果ついてきます。まさに“節約は、大きな収入” となりますよね。
司会両社が連携した結果、効果はいかがでしたでしょうか?
服部社長当然の事ながら、ご提案以上の効果が出ています。今度はホームページの実績のページにもご登場頂くことになりました。
林施設長効果はかなり出ていますね。素晴らしいですヨ。金額的なメリットも大きいし、とにかく償却が早い事は大きな魅力。それと、“節水”にありがちな、現場からの不満がないという事も大きい。使用感、流量感を損なわない事は、現場にとっては欠かせぬ要素ですからネ。いずれにしても、私どものような介護関連施設と、フロンティさんのような企業がドッキングすることによって、環境に関する取り組みを共有化するひとつのきっかけになったことも間違いありませんね。
司会それでは、環境対応や水資源に関して、今後の課題や取り組みに関して教えて下さい。
林施設長水の節約の次の段階として、水を使って殺菌を行ったり、菌を洗い流すという取り組みを検討しています。今後は飲み水だけでなく、水の効率的な使い方という部分を考えていきたいと思います。雨水の活用も考えています。将来は水自体が薬にならないかなぁと考えてもいるんですよ。更に、工夫を加えていきたいですね。体の中に入る水はもちろん大事ですが、外で使う水も本当に大事だと思うんです。
服部社長まだまだ施設長のアイデアは今後も益々膨らんでいくと思います。真に、学究的な人なんですから。とにかく林施設長は多趣味な人なんですよね(笑)。特に歌を歌うことがお好き。あ、そういえば...、施設長は今度再婚されたとのことで(笑)
司会ええ?本当ですか!おめでとうございます!
林施設長ありがとうございます(笑)
服部社長奥様は中国の方なんですよね。とても美しい方とお聞きしています。私生活も幸せいっぱい(笑)で充実されていますね。でも、前の奥様はご病気で亡くされて、大変辛い思いをされていた時期もあったんですよね。
林施設長そうですね、辛い時期もありました...しかし、新たな出逢いの中、外国の方との正式なお付き合いを通して、言葉は何の為にあるのか、言葉の大切さという事を改めて認識しました。言葉が通じない時に、何をどうやって伝えようか、言葉を話したあとに伝わる意味が、相手と同じじゃないとだめなんですよね。本当に勉強になりました。
また、中国の文化は本当にお茶の文化そのものなんですよ。私は本当にお茶が大好きで、本当はこの会議室も茶室にしたいぐらいなんです(笑)。お茶を飲み交わしながら、人生に尽いて色々なお話をする。お茶の持つ根底は本当に深いんです。
ちょっと話が逸れちゃいますが、私は昔からコーヒーが好きで、名古屋中の喫茶店を回ってコーヒーを飲んで回りました。大学時代は時間ができると、京都までコーヒーを飲みに行ったりもしました。その地域の、そのお店のコーヒーの味や店の雰囲気などを見て感じて回りました。お店の人の人柄などもね。
そうして、“お茶文化”というものを学びました。
よく考えたら、お茶もコーヒーも、元は水なんですよね。人間の身体も、細胞も、水から作られていて、やっぱり水は人間の生命の根源と言えるんではないでしょうか。地球自体が水の惑星ですからね。 今回のコラボレーションは、まさに水から始まるエコロジーですね(笑)。
司会ありがとうございます。お茶ではないですが、この度は本当に味わいの濃いお話を頂きました(笑)。
服部社長
施設長、今後とも色々と新しい取り組みを協力して進めていきたいと思います。
どうぞ宜しくお願いします。
こちらこそ、是非とも宜しくお願いします。